4th  生活(1990年9月1日発売)



このアルバムは、エレファントカシマシとしては4枚目のアルバムですが、
私にとっては6枚目のエレカシでした。
「東京の空」→「奴隷天国」→「1」→「2」→「ココロに花を」→「5」&「浮世の夢」&「生活」。

「東京の空」から「2」まではずんずんとエレカシにはまって行けたのですが、「ココロに花を」が出たとき、
「え?」
って、立ち止まってしまったんです。

ちょっと、待って。
これ、エレカシ?
私の求めているエレカシじゃない。
まじ?この路線で行くの?
と、すごく不安になりました。
なんか、裏切られたような気持ちでした。
私の中で「エレカシは終わった」と思いました。
「なんやねん、これ。なんやねん。誰が責任取ってくれんねん!」
くらい、ショックでした。
音楽的にどうの、ということは分からないのですが、なんか、裏切られたような気がしました。

それで、昔のエレカシに回帰したくて、「5」&「浮世の夢」&「生活」を一気に買い込んだんです。

この3枚、なんで持っていなかったかというと、
タイトルが嫌だったから(^^;)
まぁ、素人でしたから。
許してやって下さいm(_ _;)m

でも、我ながら、いい具合に、いい3枚を聴かずに残していたなぁ、と思います。

だって、この3枚、吟味するだけで、充分次のアルバム発売まで間が持ちそうだし。

ディープな3枚ですよね。

で、「ココロに花を」の反動(?)から、この3枚を貪るように聴いていました。
とはいえ、最初「生活」を聴いたときにはびっくりしましたよ (*゜ロ゜)
「ココロに花を」が、エレカシじゃないっ!って粋がってみたけど、
いやいや、「生活」は、ちょっと重すぎました。

でも、いいアルバムですよね。
噛めば噛むほど味が出る・・・

スルメ・アルバム・・・



■男は行く

ギターが荒くって、かっこいいです。

もちろん、最初の叫びも好きだけど、
「身にしみじみー 染ーみーてぇーえきぃーいたぁー 」
の、とこも、だいすき。

「俺はお前に負けないが お前も俺に負けるなよ」
無理です。
勝てません。

「男よ! 男よ! 行けぁえええーーーーーっ 行ぅうううーーー」
女も、行くぜーっっい!

これ、ライブで聞けることがあったら、絶対、指さしてもらいたい!
ご指名っ!!

男に生まれたかったなぁー。



■凡人-散歩き-

これも、のっけから、かっこいい曲です。

でも、「なぜに俺は家の中で・・・」のあたりから、
ちょっぴり、浪曲風?

「座る電車の座席の前に
 手すりにもたるる老婆がひとり
 あー恐ろしき 恐ろしき世間の前に
 俺は座席を立つものよぉー」
のところに、
なんか、宮本氏のやさしさを垣間見るようで、
ほっとします。

「俺は歩く
 金と平和と女と虚名を求め」
のところで、当時私は思っていました。

きみ、女には、もてないだろう。
・・・・って・・・

きゃー。
言ってしまいました。
だって、だって、
もてそうになかったんだもん。



■too fine life

「生活」の中で、一番聞きやすい曲でしょうか。

そして、唯一、歩きながら口ずさめる曲ではないでしょうか。





え?それだけ?

あんまし・・・正直、
あんまし、印象深くないんですよねぇ。
この曲・・・

ごめんなさい。

「このぉーさき、なにがぁ、おっこぉるやぁらぁあ」
のとこ、よく口ずさみます。



■偶成

もう、もう、もうっ!!

この曲に出会うために生まれてきた!!
と、いうことにしたって、いいわ!
と、思った曲です。

「生活」をはじめて聴いたとき、一番好きだった曲です。

今でも、仕事中に「生活」を聴いていて、唯一手が止まってしまうのは、やっぱり、「偶成」です。

あかんやん・・・・

私は、ここで何をしているんだろう。
    (仕事ですよー)

こんなところで、こうして、じっと座っていて、いいんだろうか。
    (ええ、仕事中ですからねー)

人間として、私に足りないものは、何?
    (いやー、色々沢山ありますけどー)

あぁー、もっと考える時間が欲しい。考える時間が欲しい!
    (仕事のことを考えてください。今はー)

「すみませーん。ちょっと、出てきますー」
あかんやん・・・・



■遁生

当時、私は宮本氏のことは、「エレカシのヴォーカル」という認識でしかなかったのですが、
後年、呼び名も「ミヤジ」になり、まぁ、言ってみりゃ、ミーハーなファンになり果てました。
マダムファンにもなっちゃったしね・・・(-。-)
それで、いろいろインタビューなんかも貪り読むようになって。
それからです。
「遁生」の魅力にとりつかれたのは。

聴きはじめた頃は、この曲の良さがちぃーっとも分かりませんでした。
なんか、暑苦しい歌やなぁ。
何を言いたいんや、この人は。
って、感じでした。

なに、気取ってんの?
そこそこ、ええ暮らし、してるやろうに。
外車乗りまわして、ええかっこ、してるにきまってる。
なにが、火鉢やねん。
(まさか、本当に火鉢で冬を越して、しかも、一酸化炭素中毒になりかけた、なんて、思いもしなかった^^;)

ということで、「遁生」大好きデビューは、つい、最近です・・・

私は、ここで何をしているんだろう。
    (仕事ですよー)

こんなところで、こうして、じっと座っていて、いいんだろうか。
    (ええ、仕事中ですからねー)

私には、何か、しなければいけないことがあったはずだ。
    (だから、仕事ですよー)

いや、これは、私の仕事じゃない。
    (いえいえ、やってくださいー)

私は、何者だ?
    (役職は、一応、主任さんですけどー)

私が生まれてきたのは、こんな仕事をするためじゃなかったはずだわ。
    (でも、それじゃ、食べていけませんからー)

「すみませーん。今日はこれで帰らせていただきますー」
あかんやん・・・・



■月の夜

「月のぉぅっ 夜よぉー、月のぉぅっ 夜よぉー」
声、出てへんやん!
自分で作ってるんだから、歌えるように、作ってください。

「太陽照りし真昼には
 俺に 俺に 狂えや働けや
 強き光もて 俺をあざ笑う
 人の働く真昼には 俺は家にて寝てくらしている」

この歌詞が、痛くて、好きです。

やっぱ、声、出ていなくても、
この、ギリギリの、叫びのような曲だから、
心にぐっとくるのかなぁ・・・



■晩秋の一夜

これも、詞が素敵な曲です。
というか、
曲・・・・・・・・

曲が、もう少し童謡調だったりしたら、
NHKの「みんなのうた」なんかでかけてもらえちゃって、
教科書にも載っちゃうかも。

と、思うんだけど・・・

惜しいなぁ、エレカシ。

でも、わたしは、この「口ずさみにくいよ!」な曲、好きですけどね。
ホント、口ずさみたいけど、口ずさめないんですよねぇ。

詩の暗唱にはいいかもしれない・・・



 



この「生活」からエレカシのファンになった、っていう人、いるんでしょうか・・・
もしいたら、尊敬します。
私は、多分、はじめて聴いたエレカシが「生活」だったら、ダメだった。

今では、もう、これなしでエレカシは語れない!(語らないけど)というほど、好きなアルバムですが、
はじめ聴いたときは、固まってしまったもの。

歌詞カードを握りしめて、固まっていました。

これ、曲つけないで、詞の朗読の方がよかったんじゃないの?
って、思ったくらい。
そう!曲についていけなかったの。

今では、「生活」聴きながら、平気で仕事もできちゃう。
「生活」聴きながらランチもできちゃう。
「月のぉー よぉるぅよぉー」なんて歌いながら、月夜を歩いちゃう(^^)

やっぱ、このアルバムの一番の魅力は「詞」ですよねぇ。
「詩」というか・・・
素敵だわぁー。




好き勝手書きました。
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